アート史のおすすめ本。記事に参考にしている本について
これまで書いていた記事について、友人に見てもらい、近頃アドバイスをもらっていました。
成功点も反省点もあり、もう少し記事の作成力を上げたいこのごろ…
少し休憩がてら、私が美術を勉強する中で役立ってきた本、おすすめの本を紹介します。
アート史おすすめ書籍
古代から1920年代ごろまでの美術史を学ぶ
すごく分かりやすい書籍です。アート初心者の方にもぜひおすすめしたい本です。
絵画作品ってこんな風にみればいいのかという鑑賞法から、美術史、美術史上の疑問まで広く学べます。
ただ注意点として…
・1920年代ごろまでしか学べない。戦後の現代アートは学べない
・ヨーロッパの美術しか学べない。
・さらっと読むだけなら10時間。考えながら読むともう少しかかる。
しかし、大きな展覧会で名前を聞く偉大な画家について知ることができるため、おすすめの一冊です。
戦後の美術を学べる。私の教科書。
現代美術史に関し、最も網羅的にまとめた本であり、最も新しいものであるはずです。
第二次世界大戦後 のアートの流れを解説する本ですが、それ以前の関連した美術運動にも触れています。
現代美術を流れや関連性から学びたい人、アートの本場である欧米以外のことも知りたい方へおすすめです。
なにより私が本ブログを書く上で最も参考となっている一冊です。
注意点は
・むずい。 →分かりやすく書かれていますが、登場する作家や評論家が多い点は難解です。時折、哲学思考ができないとついていけない文があったり…
・絵はあまりない。 →多くの作品や作家が紹介されますが、ほとんど絵はありません…
・有名作家は少ないかも。 →近年の美術史を分析することや、欧米のアートに囚われないアートの目線が重要視されています。「アメリカの抽象絵画を知りたい」という方には、ほとんど紹介されていないためおすすめできません…
私も読みながら、他の書籍やネットで調べつつ、理解し記事を書くことが出来ています。
作品テーマから学ぶ
テーマごとに月が決まっています。
「環境とアートの関係」「女性とアート」「表現の自由」など、テーマごとにアートを見たい方には大当たりな月があるかもしれません。
過去のものも購入できるので、気になる月はチェックしてみましょう。
特徴として
『美術手帖』
・最新のアート事情が分かる。
・歴史がある雑誌で、詳しさがすごい。
・あまり知られていないアーティストや作品も多く紹介。
・文章が非常に多く内容も難解。
・一巻の内容をすべて理解するにはかなりの時間がかかる
『芸術新潮』
・美術ではなく、芸術であるため、取り上げる内容は『美術手帖』より幅広い。
・写真多めで分かりやすい。
・キャッチ―な作品、有名作を多めに紹介
・最新の海外アート事情はやや少ない。
ここからアートにハマる人も多いシュルレアリスム
アートを好きになるきっかけとして多い、美術運動にシュルレアリスムがあります。
1920年代から約50年近くも続いた芸術運動です。
サルバドール・ダリやルネ・マグリットの絵は一度見ると、深く印象に残る人も多いかと思います。
実は、このシュルレアリスム作品には、第一次世界大戦での惨事や、合理主義との闘い、フロイトの精神主義との関係など広くあります。
後に大きく影響を与えた本であり、知れば生活にもよい影響をもたらしてくれます。
美術史ではないけど…とりあえず面白い。散歩が楽しくなる。
戦後の芸術家、赤瀬川源平の一冊です。
街中で見かける、これは何のためにあるんだと思う建造物。
それをトマソンと名付け、面白く紹介した本です。
街を歩くのが楽しくなる一冊です。 これは美術史の本ではありませんが、これも芸術かと思うきっかけになります。
アートの書籍は高い、手に入りにくい…
作品、分析の練習として見ている美術史ですが、やはりその分析をしようとすればするほど、書籍の少なさに苦しみます。
特に、日本の戦後美術史の本はとても少ない…
古本屋に行き、少しだけ見つけるも高くて落ち込むこともあります…
いい本あれば、ぜひ私にもご紹介を。